で、ヤマハSR400。
単気筒、シングル、タンコロなど呼ばれて40年間進化しつつもモデルチェンジをしない驚くべきロングセラー。
終のバイク?!を考え、選ぶにあたってまず考えたのはバイクに何を求めるか。
若い頃のように遮二無二速さを求め、非日常のスピードや俊敏さに浸る、という乗り方はもうしない。
運転にもオンとオフがあり、オンはいざというときの乗り味、加速を伴うふけ上がりが軽く、ブッチギリを難なく乗りこなす楽しさ。
一方のオフは、ノンビリ流しても楽しい。味わい、、。
今となっては道路事情や環境を考えると、オフの方が圧倒に多い。
そう思い、過去のバイクの中でこれだけは、と思える要素は何か。
高性能でルックスも良く、優秀なバイクはいくらでもあるけれど、結局は乗り味に尽きる気がした。
音、マフラーサウンドでもない。
もちろん音質はこだわるけれど、でかい音がいいわけではない。
そうなると、絞られたのはやはり単気筒かツイン(2気筒)のドコドコ感。
ハーレーのドコドコといった乗り味の快感は忘れがたい。
例え遅くても。
で、絞っていくと最後まで残ったのが単気筒、ビッグシングルのSR400とカワサキWのパラレルツイン。
どちらもクラシックなレトロスタイルで、服装を選ばない。
さらに2気筒と単気筒の味わいの違いもあったけど、こういうエンジンならノンビリ近場を散歩気分で流しても、仕事に中距離を走っても色んな場面で使えそう。
実車を見て、試乗もして、結局、取り回しの楽なSRがいいなと思った。
40年の生産終了!ということもあって、最終型の記念モデルを押さえた。
(実際には1年生産休んで、2018年からまた生産を再開してるけれど)
こいつが、とにかく大正解!!
野ゆっくり流してもドコドコと楽しく、渋滞してても自車のマフラー音を聞いてると楽しいし、取り回しも素直で安定していて、全くコケる気がしない。
こんなに乗れば乗るほどリラックスして走れるバイクはなかった。
燃費もいいし。
この冬、シートを新調しようとオーダーを考えていて、有名なシートの専門店に行き、相談しながら試着していたら、店員が気に入って写真を撮ることになった。
ところが、若干傾斜があったのであっ!!と思って駆け寄ったけど遅く、マフラー側に倒されてしまった。
まだ新車の匂いがする(3000キロ)アチコチに傷がついた。
ワザとやったわけじゃないし、謝罪はいいから元通りに治してくれればいいということで、ミラーや前後ウインカー、ブレーキレバーなどは店頭のSR新車のものに付け替えもらい、マフラーは音やルックスのいいものに変えようかと思っていた事を伝えると、こちらの意中のマフラーを取り寄せて付け替え、シートもそのままで、結局、得したようで却って申し訳なかったけれど、そこは店長の好意に甘え、一気にカスタムが好みの方向に進んでしまった。
そして、新シートとのバランスを取るために、ハンドルポストを2センチアップして、サスも中間グレードくらいだけど中々の名器に替えたら一気に出来上がってしまった。
ナビを見るための携帯用マウント=USB充電付きと、オイルレベルゲージにバイク用のクォーツもついて、乗り心地、装備、外観の統一感と、超お気に入り。(^O^)
こいつと、暖かい日中にどこともなく流す、いわゆるポタリングが楽しい!
ガキのころにチャリンコで日が暮れるまで、知らない所を走り回って散歩していたのを思い出し、
『あぁ、結局これがやりたかったのね。』
とようやく、終のバイクに求めていたものを確認した次第。
と言うわけで、これから暖かくなるしますます相棒との時間が増えそうだ。
長い、バイクとのお話しをお読みいただきありがとうございました。
(^_^)v
Comments